輝く日の宮

久々に本の紹介。
(昔のブログではたまにやっておりました)
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今年、文化勲章を受章なさった「丸谷才一」さん
2003年の作品です。

「輝く日の宮」とは、
『源氏物語』においてかつて存在したが失われてしまったとされる帖の巻名。
源氏物語を読んでいると、初めての登場であるにもかかわらず、以前に登場したことがあるかのような記述のある人物が何人かいて、あれ、いつの間に?と思ってしまう。
「桐壺」と「帚木」というの帖の間にあったと思われる「輝く日の宮」には、
その登場人物の最初が描かれているのでは・・・という説があるのです。

この物語、簡単に言えば
女性国文学者・杉安佐子が「輝く日の宮」は存在したと考えており、独身主義の恋人との恋に悩みながら、幻の一帖の謎を追い、研究者としても女性としても成長していく物語。

藤原道長と紫式部、光源氏と紫の上、主人公安佐子と恋人の恋愛小説としても読めますが、
「輝く日の宮」について『源氏物語』の他の女流研究者とシンポジウムでやり合うシーンは、
戯曲形式で描かれ、古典に関する教養も同時に味わえる一粒で二度美味しい作品です。

次女の妊娠中に『源氏物語』にハマッた私。
(次女の名前に「紫」が使われているのもそのせい・・・)
最近、「源氏物語を詠む」という講座にも参加してきまして、
またまた関連本を読み漁っております。

ちょうど映画の公開もありますので、興味のある方読んでみてくださいな~♪
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by powerfulmoririn | 2011-11-28 00:59 | 読む、観る